システムエンジニアのリーダーには、目標とすべきことが色々とあります。
第一に挙げられるのは、利益率の向上でしょう。クライアントから仕事を受ける際に、そのプロジェクトの価値を適切に見極めたうえで、コストの提示をすることになります。次にそのプロジェクトの仕様書をまとめるうえで、いかに無駄な追加作業を発生させないかを考えたヒアリングが必要になります。そのような交渉に関するスキルを高めることが、リーダーにとって必要な目標です。そのためにどのようにスキルを高めるのかを自身で考えることが大事です。さらに納期を厳守するためにチームのメンバーをどのように管理するのかも問われます。
そこで目標とすべきは、メンバーそれぞれのスキルを適切に把握したうえで、効率良く業務を遂行させる仕事の割り振りを行うことです。このような管理能力を高めることも、システムエンジニアのリーダーには求められます。最終的にコストを抑えて利益率を高めるようなプロジェクトの運用を行えるように管理能力を高めることが目標となります。そのような意識を持って普段の業務に取り組むことが重要です。
また、チームメンバーの様子を見ながら常に声かけをすることも必要となります。モチベーションを維持できるようにアドバイスを行い、時に相談にのるなどの気遣いも大事です。メンバーへの細やかな配慮を重ねることで、チーム全体の連帯感が高まります。
このように、スキルと人間性、どちらも兼ね備えたリーダーとなるためにはそれなりの心得が必要です。替えがきかない唯一無二のリーダーとなれるよう、「システムエンジニアのためのリーダー論」から詳しく学んでみてください。